長寿で老々介護が増える?

親が80歳代、90歳代になって介護が必要になったとき、子供は50歳代、60歳代というケースがほとんどです。子供世代が、お子さんの教育や仕事でも一番忙しい時と重なったり、自分自身が病気や体力の低下で健康不安をかかえているケースもあり、大変な時代になってきました。喜ばしい長寿は、”老々介護”の増加という面もあります。

今度の税制改正に、あえて「乗っかる」ことも時には有効

今年の税制改正では、親から子への生前贈与とも言える「相続時精算課税制度」の要件が緩和され、祖父母から孫への贈与も可能となります。また、孫への教育資金の贈与も1500万円まで非課税となります。”眠っている”預貯金を消費に回させて景気回復させるのが狙いですが、「介護や若い人への教育投資」という面で見れば、若くて元気な孫世代に介護に参加してもらったり、いい教育をうけさせ立派な社会人になってもらう、という感謝され生きたお金の使い方になるのではないかと思います。

長生きすることは、するだけ生活費を確保しなくてはならないということ、私共は、このようなお客様のご事情をよく理解して、住み替えや、不動産の処分、同居近居などの良きアドバイスをして行かなければと思っています。

代表取締役社長 竹内健二