人気エリアの”アベノミクス効果”は?

アベノミクスで不動産が値上がりすると喧伝されています。実際はどうなっているでしょうか。安倍政権が誕生した2012年12月を境として、人気エリアでの前後5ヶ月の取引価格の変化は次のようになっています。(80~99㎡のファミリータイプ、築8~13年のマンションの成約平均坪単価。レインズデータをもとにすまいる情報が調製)。
新築マンションの発売が多い地域と、新築供給が少ない地域で明暗が分かれています。浦安でもデータでは持ち直しており、お客様から最近良く聞く「安い物件がないね」という実感も裏づけられた感じです。今後、新築供給がほとんどない新浦安では、中古価格の維持という面ではプラスに働くと言えます。

家余り時代、「移動需要」になったときの新浦安の強みは

大きな流れで見れば、今までのような単純な景気効果は望めないと思います。少子化による購入者の減少、高齢化による有料施設への移住、など、家余り現象は強くなるでしょう。そうなると、住みたい街の相場が上がり、転出する人が多い街が下落する、という現象が起こる可能性があります。豊かな財政、便利な交通、平坦な土地、埋立地ならではの整備された環境の良さ、など「移動需要」になったときの強みを新浦安は持っています。有料老人施設が足りない、という問題もありますが、年をとっても住み続けたい街として、大きな期待とともにすまいる情報では外に向けて情報発信して行きます。

代表取締役社長 竹内健二