7000万円台前後の予定価格のインパクトは?

先週発表された日の出の新築一戸建て(THE ISLES)の価格は、第一期が7200万円前後となりました。土地代は、坪80~90万円という水準です。現在の住宅ローン金利で計算すると、35年払であれば5000万円を借入れて毎月14万円位(ボーナス払なし)、管理費や駐車場代がかかりませんので、十分に「一次取得者」でも可能な額です。分譲側も、そのあたりを意識してのことでしょう。また、地元のマンション所有者が買い換えるのにも”優しい価格”と言えます。

500戸の長丁場、地元でどれだけ売れるか?

分譲の鉄則で、スタートが全てを決めることがあります。小さめの開発でいっぺんに販売する場合は「初月7割」の成約率が完売の目安と言われています。大規模開発になると、販売を数次に分けて「完売」「完売」の連続でムードを高めて行きます。特に、風評も含めて市外からの購入が減った新浦安では、地元の人が買わないものを市外の人が買う訳はありませんので、まず最初は「地元の人が買っている」状況が必須です。その意味で、第一期は、地元の人に「優しい」価格帯と言えるでしょう。第二期以降は、都内からの購入者を集めるとしたら、都内のマンションは値上がりしているところが多いので、販売価格をアップしても違和感なく受け入られる可能性があります。

浦安の発展には、20代、30代の増加が鍵に

今までの浦安の発展、それを支える財政基盤は、いつも働き盛りの子育て世代が中心に担ってきました。現在高齢化が進む中町地区でも、30年前の働き盛りの方が作ってきた町ですし、2000年頃から始まった新町の開発も当時30代の方が中心でした。この新規一戸建て開発を機に、マンション流通も活性化し、再び20代、30代の方が増えるか、長期的に見ると大きな流れのひとつと言えるでしょう。そこを踏まえて、私たち浦安で事業を営ませて頂いている不動産業者は、若い世代の方たちにも情報発信をして行く使命があると言えます。

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来年1月から施行される相続税改正の「老人ホーム」へ入った場合の評価軽減の特例。該当する方には、注目の改正です。詳しくは個別に対応させていただきます。
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代表取締役社長 竹内健二