どんな住まい方で実勢を全うする?

さるNPO法人のアンケート調査で、「老後をどんなところで過ごしたいか」という質問への答えで、一番多かったのが「介護施設が付いた分譲マンション」という結果が出たそうです。実際浦安のお客様の相談をお受けしていて、その気持ちはとてもよく分かります。
快適なホームや施設も魅力的ですが、長生きするほど、お金がかかるのも事実。預貯金が目減りしてくる不安がぬぐえません。分譲マンションであれば、いざと言う時に「売って資金が作れる」という気持ちが反映した結果ではないかと思います。特に、女性が一人で生きてゆく時間が長くなると、自分名義の不動産を持っていることが、心の余裕になることが多いのです。非婚率の上昇とともに、今後も「女性一人で生きて行くための不動産所有」は増えてくるのではないかと思います。それによって、好まれる住宅が、また変化してくる・・・不動産は本当に生き物だと思います。

現金化しても、目減りさせないための動きも活発化

老後資金の確保というと、利用度の低い不動産の売却、一戸建てからコンパクトマンションへサイズダウンで差額を出す、などがメインです。ただし、現金化しても、長生きすれば目減りも心配。売れば現金化できる不動産に再投資して、生活費は賃貸収入でまかない、不動産で資産の目減りを防ぐ動きが、ここのところ増えています。でも、賃貸なら何でも入居者が決まった時代はとうに過ぎ去り、賃貸物件も、入居者争奪戦の趣きです。賃貸物件の競争が起こるということは、結果として質の高い賃貸住宅が残るという、国全体にとっては良い面もあります。単にお小遣い程度でいい、というのではなく、老後資金を目減りさせない、という人生の一大事に賃貸経営をされる方は、熟慮されることを願っています。場所によっては、色々な専門家をチームにして、私どもでもお役に立てることがありますから、どうぞご相談下さい。

子供との関係も元気なうちに

二世帯で住む、近くに住む、贈与する、相続税を減らす、そして後々不公平感で子供たちが争わないように、上手に配分する、考え出すと、面倒なことばかりです。いっそ使い切ってあの世へ、などという願望も、長生きしたときに使い切ってしまったらどうしよう、という不安でそうもいきません。
面倒なことは、話すことでだんだん大事なことが見えてくるものです。私たちは、その話し相手にしていただけるよう精進して参ります。どうぞ、浦安の身近な老後の窓口として、当社をご活用下さい。

代表取締役社長 竹内健二