東京近郊にも値上がりの波は来るのか

都市部から郊外への移住が進み、アメリカやオーストラリアでは、主要都市の郊外の住宅が20~30%も値上がりしているようです。

世界的な流れで、狭い家で家族間も密な都心暮らしから、広くて自然豊か、環境の良い郊外がとても売れているとのことです。

 

ただし郊外と言っても、いわゆる「田舎」ではありません。

日本では、熱海のリゾートマンションが売れているというニュースも出ましたが、実際は移住を伴わないセカンドハウス、一時避難場所としての限定的な動きのようです。

 

子育てファミリーには、新浦安、海浜幕張、柏の葉などの大規模開発エリアが、家が広い・環境が良い・都心にも遠すぎない、というコロナ下の住宅ニーズを満たしていて、中古マンション価格が上がっています。

 

都心は転出超過と言うけれど・・・

一方、都心部からみんな郊外に移っているわけではなく、都心6区(千代田・中央・港・新宿・渋谷・文京)も。需要が多いため値上がりしています。

独身の方やお子さんのいない共働き夫婦にとっては、郊外の大規模開発地はライフスタイルが異なるため、都心回帰が進んでいます。

都心もすべて密ではなく、中心駅でもテレワークによって昼間の就業人口が減って、静かな住環境になっている地域もあります。

オリンピックが延期になっても湾岸地域が値下がりしていないのは、今までと異なるコロナ需要が生まれたためとも言えるでしょう。

 

帝国ホテルも客室をアパートにする時代

有名リゾート地では、ホテルを一部仕事対応に改修し、企業は社員のワークとバケーションを兼ねた「ワーケーション」用に借り上げるケースが出てきました。

在宅勤務との違いは、同僚がいること。

 

在宅勤務のストレス(本人も家族も)を、リゾート地で癒そうという目論見です。

南紀白浜や伊勢志摩などで実働中とのことです。

また軽井沢などの有名別荘地では、貸別荘の開発も進んでいます。

 

今は、テレワークは在宅勤務中心の過渡期ですが、今後は仕事もできるリゾート地が脚光を浴びるかもしれません。        

 


すまいる情報東京 代表取締役社長
竹内 健二