他の街を見てきて「やっぱり新浦安」という動きか?

表は、直近3ヶ月の新浦安のマンションの成約と、1年前の同時期(6~8月)の3ヶ月の成約を、価格帯で比較したものです。震災前は当たり前の光景だった、5000万円以上のマンション成約が、震災から1年半を経過した現在、再び見られるようになって来ました。(レインズ調べ)全体の伸び率が2.5倍、4000万円台以下のいわゆる「一次取得者向け」といわれるマンションの伸びは鈍化した一方、「買い換え向き」といわれる5000万円台以上の伸びは大きくなっています。

新浦安エリア内の買い換えが起こり始めると・・・

5000万円以上のマンションは、概ね100~130㎡の「永住型」です。これからも新浦安に済み続けよう、という方が購入モードに入ったとも想定できます。地元の人が、やっぱり新浦安に住み続けたいと、買い換えし出したとしたら、相場にとっても明るい材料と言えます。市外の方にとって、どこに住むか一番の判断材料は、何があっても住み続ける人が多いのか、逃げ出す人が多いのか、重要なポイントだからです。誰でも、地元の人が住みたくないと思っている物件を買いたくありません。これからも継続的に大型物件が成約するようでしたら、相場の下げ止まりが近いかもしれません。注目して行きたいと思います。

代表取締役社長 竹内健二