会社と自宅の理想的な距離は?

これからの不動産購入の主役となる20代の社会人男女600人に、不動産情報サービス会社がアンケートをとりました。半数が、自宅と会社はある程度離れていたほうがよいと答え、理想的な距離はの問いに、20分以上~40分未満と答えた人が60%以上にもなったとのことです。会社に近すぎても、遠くてもイヤ、仕事とプライベートを適度に切り替えられる距離が理想、という意識の反映ではないかと思います。東京・渋谷・新宿あたりを勤務地とすると、新浦安は「ドンピシャ」の立地。距離だけみれば、東京西部、埼玉、神奈川も入りますが、結婚し子育てという次のステージを考えると、より新浦安の良さが光り、不動産市場の活性化に期待が生まれます。

値下がりしたことが、若い世代の購入しやすさに

若い世代が、京葉線沿線で住宅購入を検討したとします。表は、5月~7月の同時期のここ3年間のマンション売り出し坪単価の推移と( )内は平均面積です。

震災前は、若い世代にとって「会社とのちょうど良い距離」である新浦安は、面積が広いこともあり「高すぎて買えない」状況が見受けられました。しかし現在買いやすい価格になってきたことで、幕張ではちょっと遠い、潮見(を含めて都内)だと子育てにはちょっと狭い、ということで購入候補地の中心になってくる可能性が出てきました。子供が出来たら100㎡は欲しい、という声を購入希望者からよく聞きます。会社との適度な距離と広さを兼ねる新浦安に、他市から若い世代の方が転入したくなるような情報発信を心がけて行きたいと思います。

代表取締役社長 竹内健二