先日、都バスで帰宅したときのことです。
私が降りる停留所は終点に近いので私が最後の乗客になりました。

出発してから乗客は約20名ほど。半数くらいの方が、降りるとき「ありがとうございました」と運転手さんに声をかけていました。もちろん運転手さんも応えていました。

夜遅い時間でしたので、子どもは乗っていませんでしたが、こんなところで身近な教育ができるのですね。

大人の振る舞い、誰もがありがとうと言うようになったら、それを見ている子どもさんはそういうものだと刷り込まれます。未来のために、いま大人ができること、それは、子どもに生き方の範を示すことだと感じました。

ほかにも、足るを知る、感謝する、自分から働きかける、など子どもに範を示せることは、そこかしこにあることに気付きます。それが、未来の国づくりに、繋がるのだと確信します。

私が子どもの頃は、バスに車掌さん(多くは女性)が乗っていました。もちろん機械化していなかったからという面もあります。その後、合理化、コスト削減の名のもとに、消えて行く訳ですが、今一度、車掌さんの復活を考えてもいいと思います。

もう金銭的なコストだけで競争していると、疲弊した時代になってしまいます。
バスに車掌さんを乗せると、当然金銭的にはコストアップします。
しかし、この金銭的コストを上回る、心で感じる価値を見い出してサービスに反映させられれば、料金をアップできたり、お客様数が増えたりして、黒字も可能でしょう。
コストダウンしか頭に浮かばないときは、今一度、お客様が心で感じる価値は何か、よく耳を澄まして聴き、姿を見たいと思います。
そこに、不況と言われている現在の突破口があるはずです。

最後の降車客となった私は
「無事帰り着きました。ありがとうございました。」
と言って、降りました。

不動産以外のご相談が増えてきました。
今年は、社会経済を始め、世の中の大きな変化が予想されております。特に
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竹内 健二