こんにちは。すまいる情報東京の代表、竹内健二です。夏はお祭りの季節です。半年の無事のお祝い、台風・日照り・疫病などの厄災いを鎮める、先祖の鎮魂など、夏にお祭りが多い理由と聞きました。あの浮きたった非日常の雰囲気や、浴衣などで着飾った子供たちをみると、日本の夏はいいなぁ、と改めて思います。皆様の無病息災が、今年の残り半年も続きますよう、お祈り申し上げます。

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ところで、当社のお客様は、圧倒的に女性が多いのが特徴です。それも40代以降、90代までいらっしゃいます。ご夫婦揃った方もいらっしゃいますが、独身を貫いてこられた方、死別や離別などでお一人の方、お子様のいらっしゃらない女性、親子でご相談に見える方は、母娘の組み合わせが圧倒的に多いのです。姉妹というケースもあります。表立って「女性専門」と謳っているわけではありませんが、実態はそれに近いです。

34年前
24歳の私と60歳の母
靖国神社にて

それは、代表の私が、女性は80を超えたら皆菩薩様、という考えなので(学術的根拠は全くありません)、見えない力で引き寄せられているのかも知れません。また、自分の母を見ていても、いざとなった時の女性の胆のくくり方を尊敬しているからかも知れません。

当社は相談型で、なるべく色々なことをお話しいただいて、必要な専門家も入れながら、一番良いと私たちやパートナーの専門家が思った方法をご提案し、実施することが決まったら全力で事にあたるやり方です。以前、お一人住まいのご高齢の女性が来店され、色々と今後のご相談をされました。その時に言われた言葉が忘れられません。

「今日は、私、財産のことや自分のことは全部話すつもりで来ました。知識も経験もないし、簡単に騙そうと思えばできるでしょう。丸裸です。でも、信頼して上手く行かなかったら諦めるつもりで、全てお任せするつもりです。」と私におっしゃったのです。衝撃でした。この胆のくくり方は男性にはほとんど見られません。任せるとなったら、一途に全部託す、その時以来、女性だけで、どうしたら良いのか相談先がない、面倒事は信頼できる人に全部任せて、自分は自分の人生の充実に時間を割きたい、という方のお役に立って信頼にお応えしようと、と決心しました。

念ずれば花開く、という言葉のように、女性のお客様が中心になったのは、女性をみると意識下で何か困ったことはないだろうか、何か私が引き受けられないだろうか、という「気」が出るので、直観力の強い女性の方と反応するのかも知れません。

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おかげさまで、今は90代のお母様、60代の娘さん、30代のその御嬢さんの三代からご依頼いただくこともあり、また姉妹の方からも、私のところも何かあったらお願いね、と言われたり、ご主人から、自分が亡くなったら連れ合いのことは宜しく頼む、とおっしゃっていただける事も出てきました。任せる、というのは、実は、先々まで、ものすごい想像力を働かせて、お役立ち精神のある他の専門家の助けもいるので、とてもハードルが高いことです。この高いハードルを研鑽と、生涯かけても到達できない楽しみとしながら、進んで行きたいと思います。女性に縁があることを天命と思い、これからもお役に立って行く所存です。どうぞ、ご指導、ご叱責をよろしくお願いいたします。

竹内 健二