こんにちは。代表の竹内です。

今月で美浜三丁目に会社を移転して満1年となりました。

新事務所でのこの1年、ときに励ましていただき、ご相談ご用命をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

 

コロナの間に何をしたかでコロナ後は決まると考え、ご縁があったのを機にコロナの最中でしたが、木々の緑に寄り添った大変運気の良いところへ移転できました。

 

心置きなくプライベートなご相談を受けられる場をぜひ作りたい、ということがコロナの最中に掛けた私の願でした。

その願いが、意図せずにオーナー様のほうからの突然のお声がけで実現できました。

 

 

移転を機に、神棚を祀り毎日祝詞をあげることにしました。

300回唱えると少し変わってくる、と尊敬する方に言われ、事務所では300回ほど、事務所に来ない日は通り道にある神社に寄り祝詞をあげ続けました。

願い事はせず、お礼だけ奏上しました。そして、「少し変わって来るよ」という意味が分かってきました。

 

それは宗教的なご利益とかではなく、「感謝する習慣」がつくことだったのです。

「身の回りのことに感謝する習慣をつければ、感謝すべきことしか起こらない」という賢人の教えの通り、これがコロナ最中に得た最大の教えだったのだと思います。

 

 

ただ喜ぶことのチカラ先週、車の中でラジオを聴いていましたら、東日本大震災で津波被害にあった宮城県東松島市をアートの街にしよう、というプロジェクトで世界でも有数のサンドアート(砂で造る彫像)作家の保坂俊彦さんの出演番組を放送していました。

 

最初は市の地域おこしの協力隊として関わった保坂さんは、東松島市が気に入り移住してしまったお話をしていました。

 

素晴らしい砂の彫像を見て、普通の反応はどこへ行っても「すごい」とか「きれい」というものだそうです。

でも東松島市の人は違いました。

地元の人は海辺に造った彫像を見て、涙を流したり拝んだりして、「ありがとう」と言ったそうです。

 

津波を体験し、怖くて大好きな地元の海に行けなくなってしまった、でも保坂さんの作品を見に行きたくて、気が付いたら恐怖は消えて浜辺を歩けていた、そのお礼の「ありがとう」だったのです。

素晴らしい「感謝」の話に感銘を受けました。

ただ感謝し、喜ぶ、それが人を移住させるまでのチカラを持っていたのです。