こんにちは。

代表の竹内です。

まだ三寒四温の日が続きますが、確実に春の訪れを感じます。

 

先日、お客様のシャンソンコンサートで素敵な歌声を聴いてきました。

コロナで自粛する方が多い中、アマチュアながら100名ほど観客がいらしたでしょうか。

 

私は我流で白隠禅師さんの呼吸法の真似事ですが、祝詞やお経を毎朝誰もいない事務所で唱えています。

歌同様、息を吐くことは健康にも良いようです。

 

 

歌と言えば、荒井由実さん(以下ユーミンさん)が、長崎の五島列島にある離島の高校分校の校歌を依頼されて歌を作った話を思い出します。

 

瞳を閉じてその曲「瞳を閉じて」は、ユーミンさんがデビューして2年後の美大生だった20歳のときに、深夜放送で分校の女子在校生から「分校の校歌がないので作って欲しい」と依頼されたものでした。

 

集団就職などで島を離れる生徒が多いことを聞いて、島から眺める海と都会に向かうフェリーをイメージしたそうです。

NHKアーカイブスの「新日本紀行」の番組でご覧になれると思います。

 

私たちは普段、何かを見たときの、視覚的な情報で、おいしそうとか、きれいとか、いいとか悪いという判断をしがちです。

せっかく五感があるのに、視覚のフィルターが勝ってしまいます。

 

試しに、お水やお米を、目を閉じて味わってみると、深い味わいを感じられます。

 

木々のささやきも、風の感触も、川の冷たさも、目を閉じると、感じるものが変わって来ます。

どうやら、見てしまうと、過去の記憶や体験を通して感じてしまうようです。

 

私は剃髪で体もガッシリしているので、視覚的にはアレですが(笑)、過去の経験や記憶のない赤ちゃんや動物にはとても懐かれます。

大人になるにしたがって、過去の記憶に照らし合わせて、決めつけてしまいがち、五感で味わえるのに、もったいないですね。

 

 

サン・テグジュペリの「星の王子さま」で、地球に降りた王子さまは、そこで出会ったキツネから教わります。

『いちばんたいせつなことは、目に見えない』のだと。

 

ときどき「瞳を閉じて」、今この時を五感で味わいながら、明るく生き抜いて参りましょう!