4月8日(土)、すまいる情報東京本社の地階「私の教室」で、映画上映と講演会が開かれました。

台湾映画KANO 1931海の向こうの甲子園」の上映と、終了後にジョーさんの講演です。台湾映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』は、甲子園を目指す野球少年たちの2年にわたる物語。あらすじは・・・

1929年、台湾南部。一度も勝ったことのない嘉義(かぎ)農林学校野球部に、松山商業を甲子園優勝に導いた名監督近藤兵太郎(ひょうたろう)がやってくる。野球といえば台湾北部の日本人チームばかりが活躍していた頃に、近藤監督は蕃人(ばんじん: 台湾原住民)、漢人(漢族系住民)、日本人からなる三民族混成チームを鍛え上げ、みんなで夢を実現していく。

実話に基づくこの映画を作るに当たって、ウェイ・ダーションは脚本とプロデュースに回り、少年野球の経験のあるマー・ジーシアン(馬志翔)を監督に抜擢。高校、大学の野球選手を中心に野球経験者をキャスティングし、本格的な野球映画を作り上げたものです。

講演の内容は、台湾映画「KANO」から見えてくる、日本統治時代の真実、そして日本と台湾との関係について触れ、その互いの歴史の発展において、多方面において深い繋がりがあることに気付かされるでしょう。
なぜ台湾は親日なのか、そして「台湾人にとってのアイデンティティ」 、「日本と台湾の交流と【絆】の原点」などを知り、シンプルかつ奥深い視点で、日本と台湾の知られざる過去の真実から現在の交流までをお話しして下さいました。

解説の李久惟(ジョー・リー)さんは、30言語以上学び、15言語以上話せ、5言語の通訳翻訳をしているマルチリンガル。1975年台湾高雄生まれ
9歳〜20歳までイギリスに単独留学、2000年東京外語大卒。卒業後台湾新幹線プロジェクトに従事。専門は語学教育、歴史、比較文化、国際関係論、異文化コミュニケーション。