コロナ下、8月としては過去最高の取引件数に

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)によると、先月の首都圏中古マンション・戸建成約件数は共に、8月としては1990年5月の同機構発足以来過去最高を記録しました。

浦安でもコロナ禍による影響は見られず、例年同様かそれ以上の成約件数がありました。在宅時間が増え、家の不満を解消したい方が増えた結果と思われます。

広くて、部屋数の多い物件から成約しています。

 

7~9月に成約となった入船・美浜のマンションの平均㎡数は89.81㎡(前年同月比9%増)、日の出・明海・高洲では平均108.01㎡(同6.9%増)とデータにも表れています。

 

最近は、売出せばすぐに買い手が付く物件と、なかなか買い手が付かない物件とに二極化の傾向です。

なかなか買い手が付かない物件は、随分と値下げをして成約となっています。

リビングが細長で使い勝手が悪かったなど、在宅ワークを基準にした間取り選びが目立ってきたと言えるでしょう。

 

一戸建ての動きは

戸建は建売住宅の成約が目立ちました。

マンションのように隣人や上下階の騒音を気にしなくて良い点が、コロナ禍で在宅時間が増えたファミリーに人気が出ています。

新築マンションの価格が高止まりですので、建売住宅の割安感が増したことも原因でしょう。

市内では現在5000万円前後・建物面積平均約93㎡で建売住宅が購入できます。

 

また、最近の傾向として、都内で探していた方が浦安へ物件を探しに来ています。

「同じ予算でもう1部屋増やせるなら何駅か遠くなっても良い」という考えです。

 

読売広告社の「withコロナで見えてきた住宅ニーズの変化」の調査結果では、購入意欲の上昇度は約3割、減退度は1割半ばと、コロナ禍の中でも意欲は上がっています。

マンション・戸建共に需要がありますので、相場は暫く値下がりすることは無さそうです。

 


すまいる情報東京 新浦安店

小崎 直美