テレワーク本格化で、人気物件、人気地域に変化

週刊ダイヤモンド誌の調査によると、都内購入予定客が湘南に流れているとのことです。

ある不動産会社では湘南エリア購入層のコロナ前の予算が5000万円、コロナ後6000万円とアップしているとのこと。

予算アップは、テレワーク本格化による「もう一部屋」分だと推測できます。

坪あたり200万円のマンションであれば、5坪=10畳分広くすると、1000万円アップになります。

また同じ予算であれば、2-3駅ずらして仕事部屋用に1部屋増やそうという動きになります。

 

浦安版アドバイス(「過去最高の取引件数の要因」)の小崎のコメントの通り、中古マンションはテレワークという新たな常態(ニューノーマル)が明確になってから、活発に動き出しました。

振返ってみると、安く買えたのは、3~5月のわずか3か月だった様子です。

 

東北6県は転入超過で人口増、東京は転出超過に

コロナ禍の7月の人口、東北6県は転入超過で人口増、東京都は転出超過人口減だったとのことです。

東京の若い人が地方への移住に興味を持つ傾向が強まっています。

 

雑誌「AERA」の企画「コロナ時代の移住先ランキング」で、群馬県吉岡町が、都内と政令指定都市を除く関東自治体で1位に輝いたとニュースになりました。

不動産と移住の専門家による独自の8指標を基に順位を決定したそうです。

1住宅当たりの延べ面積、人口当たりの病床数や刑法犯認知件数などを数値化して順位を付けたものです。

 

同町は浦安市より少し広いくらいの小さな町ですが、前橋市に隣接していて、高崎市へのアクセスも良いベッドタウンであることや、人口が増加傾向でバイパス沿いには大型商業施設が立ち並び、自然との調和も取れているため、首都圏からの移住者も多いとのこと。

観光による地方活性化がダメな一方、テレワークによる地方活性化がコロナによって起こる、そんな新しい時代に入ってきたと実感します。

 


すまいる情報東京 代表取締役社長
竹内 健二