こんにちは。すまいる情報代表の竹内です。

4月18日、史上二番目の早さで札幌の桜が満開になったとのことです。

お時間がある方は釧路の満開が5月上旬とのこと、お楽しみください。

以前桜前線を追って、福島滝桜、北上川、盛岡城址、北海道大神宮と旅したことがあります。

今は函館まで新幹線で行けるので、ちょっと空いた時間で行けそうですね。

しかしあまり移動が速いと、点と点を結ぶ旅になってしまいます。

カメラを持って行くな、という旅の達人の教えを守って、私は心に焼き付ける派ですが、観光地は写真映えするようなことばかりに腐心しないで欲しいと願っています。

 

 

幸せになる応援のチカラリニア中央新幹線など、新幹線の話題が出てくると思い出すことがあります。

東日本大震災の翌日に全線開通した九州新幹線のCMのことです。

3月12日に放映予定だったのですが、前日の大震災によってお祝いムードが自粛され放映されずお蔵入りとなりましたが、カンヌ国際広告祭で金賞を受賞しました。

今はユーチューブで幻の映像を見ることができます。

 

鹿児島中央駅を出発して博多まで試運転する電車から沿線風景を撮影するのですが、その電車には「ありがとう」の五文字がラッピングされていて、自分の町を通る九州新幹線を、何千人もの沿線の方々が趣向を凝らして応援しているだけの映像で、プロは一切出てこないですし、特別な演出もありません。

でも、見ていると泣けてきます。

希望も湧いてくる素晴らしいCMです。

 

なぜ泣けてくるのか、それは受賞の紹介にもあった「日本で一番幸せな新幹線」という言葉に尽きると思います。

自分が住むところに停車するのかというようなエゴでもなく、一番速いとか豪華だとかを自慢することでもなく、地域の人が応援して誇りに思ってくれている姿を見て、こちらも幸せな気持ちになれるからだと思います。

地域の人に愛される深さと、普通の人の一所懸命な姿が胸を打ちます。

 

 

地元の人が誇りに思ってくれて応援してくれること、これはコロナ禍でも生き残ったお店と、退場したお店にも共通する現象でした。

ぜひとも残って欲しいと応援されること、続けてもらうことが自分たちの幸せにもつながること、このシンプルな真理を思い起こさせてくれます。

そのような会社や商品が増えるように努力し、私たちもそこを目指して行くべきだと確信しております。

 

 

竹内 健二