こんにちは。すまいる情報代表の竹内です。
元旦に起こった能登半島地震によって亡くなられた方、ご家族様に謹んでお悔やみを申し上げます。
併せて救助にあたられている方々のご安全をお祈り申し上げます。
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年末年始も、訪日観光客が多くみられました。
観光や食文化が魅力的だと思われますが、思いやりがあって平和な世界を体験したくて来ているのではないかとさえ思えます。
それだけ、自国の状況を前提にすると日本体験は異なるのでしょう。
私たちは今の平和で衣食住が足りている状況を前提にして、人生とはそういうものだと思うからこその不安や悩みに襲われてしまうのかも知れません。
お釈迦様は、人生は生老病死などの「苦」であるという前提を立てられました。
これを受け入れられる人は、相当な人生の理不尽さを体験した人でしょう。
戦前に半生を生きた父母の世代もそうかも知れません。
その体験がない人も、少しの勇気で受け入れた時から、ちょっとのことで人生には楽しいことが何てたくさんあるのだろうと感じられるような気がします。
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何気なく見ていた海外の映像で、ホームレスの人に「お金をくれないか」というシーンがありました。
ボロボロのホームレスの人は、「ああいいよ。でも少ししか持ってないんだ」とポケットから小銭を出してあげました。
相手は喜んで受け取りましたが、印象的だったのはあげる時の顔がはにかんでいたのです。
微笑んだ顔を見て、このホームレスの人は、人に喜ばれる経験をしたことがなくて、嬉しかったのかもしれないと思い直しました。
托鉢では、お釈迦様はお金持ちではなく、貧しい人の家を回りなさい、と教えたそうです。
貧しいのは自分だけにお金を使い、人に与える喜びを知らないからで、その喜びを味わってもらうためだと言います。
終末医療のホスピスでメイクをしている大平智祉諸さんから聞いたお話で、どうせ死ぬのだからと身なりに構わない人には見舞客が来なくなり、間もなく死ぬと分かっていても、きれいにお化粧をする方のところには人が来るというのです。
周りの人を暗くさせるか、明るい気持ちにさせるか、通じるところがありますね。
今年も、どんな状況にあっても、ちょっとの喜びを与え合えるようなご縁を深められればと思っております。
どうぞお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。
竹内 健二
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