手前が野口先生、奥が竹内です

杖道という武道をご存知ですか。

杖道は、白樫で作られた長くて丸い棒を使います。

 

神道夢想流は、宮本武蔵との試合経験から編み出されました。

杖のみならず、対峙する剣をも知るべく、相手としての木刀の修練も併せて進めていきます。

 

杖道の理念は、「傷つけず/人を懲らしめて/戒める」――殺傷を目的とはせず、相手を空かし、いなし、勢いを流して制するという理合です。

 

また、「形」の武道なので、防具は使用せずに、老若男女誰でも、体格なども関係なく、一緒に稽古できるのも大きな特長です。

皆さんも、杖を持って体を動かしながら、杖道の精神を学んでみませんか。

 

 

東京都中央区・東京杖道会のご紹介

☆ 日時 : 毎週月曜日の18~20時

☆ 場所 : 東京都中央区日本橋小伝馬町5-1 十思スクエア2階校友会室
(小伝馬町駅徒歩1分・十思公園隣)

☆ 会費 : 2,500円/月

☆ 連絡先・担当 : 小西まで
 TEL : 090-1605-2340
 Email : kazutaka.konishi@gmail.com

※ 剣道着または軽い運動のできる服装でどうぞ。杖はお貸しします。

 

 

杖道体験レポート(東京都・Qさん)

日頃より、すまいるさんにお世話になっていて、通信を毎回楽しみにしている者の一人です。

私は幼きころから、長い棒を使った武術に漠然とした憧れを抱いており、よく物干し竿などを振り回して遊んでいたのですが、今まで、杖道というもの自体全く知りませんでした。

そこで、この度、体験参加させて頂きました。

 

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すまいるさんから歩いてすぐの会場。

 

御年83歳の野口榮男先生が、温かい笑顔で、親切に一から説明して下さいました。

しかし杖を持って指導に立てば、小柄な躯体から素早く繰り出される技、流れるような杖捌き。

これぞ「気杖体一致」の境地。

先生は「これでもゆっくり落ち着いてやっているのですよ」と笑っていました。

杖道のみならず、空手道や居合道をも極めたという、武道の達人です。

 

生徒さんたちもまた、「先生と手合いをすると、目を合わせただけで、気の凄まじさが伝わってきて、不思議と動けなくなる」と、先生を畏敬している様子でした。

 

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杖道とは、棒術の一種です。

丸太から鎖や鉄球等が付いたものまで、長短問わず棒様の武器が幅広く含まれます(大陸や琉球の『棍』も同様)。

 

中でも現代の杖道は、長さ約128センチ、直径約2・4センチの棒を使います。

剣や槍、薙刀、太刀の要素を兼ね備えながらも、シンプルな構造ゆえに、他の武器より操作の自由度が高く、千変万化する多種多様な技を持っています。

 

現代杖道の元となった神道夢想流杖術は、夢想権之助が創始し黒田藩で発展しました。

間合いを取りつつ、呼吸を見ながら、究極的に和の精神へ通ずる武道です。

 

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左が木刀、右が杖。目にも止まらぬ速さ!

両足を肩幅の広さで前後に開き、まっすぐに杖を構える、それでもう身も心も引き締まります。

動きはぎこちなくとも、かけ声を集会室に響かせて、「本手打ち」「逆手打ち」の形を一歩一歩進めました。

 

有段者の生徒さんたちは「衝杖(つきづえ)」「水月(すいげつ)」「引提(ひっさげ)」はじめ、より複雑な形を練習していました。

こうして入門者から熟練者まで、様々なレベルの生徒さんたちが、杖側と木刀側で入れ替わり立ち替わり、色々な技を磨き合い互いに指導し合い、濃密であっという間の二時間となりました。

 

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練習後は、皆さんと共に、同じくすまいる情報さんの近所の「すし富」さんにて、美味しいお寿司とお酒を味わいました。

先生曰く「全ての武道は礼に始まり礼に終わる。しかし、道場を離れれば、師弟関係なく、楽しく呑み交わそう」とのこと。

 

お酒の入った先生からは、生徒さんの中にいる少林寺拳法の達人の話や、交流のある天然理心流(新撰組でおなじみ)の話など、これまた興味深いお話を伺うことができました。

 

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ご縁を大事にするすまいるさんから、また一つ、貴重なご縁を頂戴しました。

体験の機会を下さった竹内社長と小西様、ご指導頂いた野口先生はじめ、この度お世話になった皆さまに感謝申し上げます。

 

尚、先生は同じ会場で別の曜日に居合道も指導しておられます。

また、千葉県剣道連盟杖道部会長を務めておられるので、千葉方面にお住まいの方も、詳しいご案内が可能だそうです。

 

皆さんもぜひ、この機会に、杖道を始めてみませんか。