京都の築80年町家で、昭和の「場」

自宅はそのままで、ある期間や季節だけ暮らす家を持つ「二拠点居住(デュアルライフ)が増えています。

避暑など別荘ほど限定的な使い方ではなく、田舎暮らしほど全てをリセットして暮らすのでもない暮らし方。

例えば、研究や執筆、歴史探訪の拠点を、その街の中に置いて、住民としての感性も生かす暮らし方です。

ご相続で昭和の戦前の初代から引き継いできた京町家を、愛好家の方にお譲りしたいとご相談を頂きましたので、現地を取材してきました。(取材/竹内)

 

大徳寺の北、北山通りの南北に広がる紫竹エリア。

古くからの住宅地で京都らしい建物もちらほら残っています。

そんな中でも立派な瓦屋根の外観は目を引かれ、様々な活用ができそうな物件をご紹介します。

 

 

ご依頼いただいたT様が、この京町家を相続して四代目、最近まで時々使っていましたが、仕事の都合や家族の変化で、ほとんど行くことが出来なくなりました。

 

 

約80年前の昭和17年に曾祖父が家を建ててから、若干の増築を経て、ほぼ原形のまま、T様もここで育った家ですが、空き家が長引くと家も傷みます。

京都に住みたい町家好きの方に引き継いで頂ければ有難いということでご売却されることになりました。

80年間もワンオーナーというのも珍しく、家だけではなく地域も住みやすかったことの証左です。

 

 

以前私は、「サザエさんの家」のような物件を探してほしいと30代のご家族から頼まれたことがあります。

お若い方にも、あえて不便を楽しむ方がいらっしゃるのだな、と思いました。

また別の方からは、アレルギー体質なので自然素材の家を希望されていて、リフォームすると高くつくので、最初から古い民家そのものが欲しいと言われたこともあります。

 

 

 

50坪の土地に、延べ床面積40坪の町家、お譲りする価格は6千2百万円です。

京都に年の半分住み、夏の涼しさと、春秋の散策をぜひ体感してみてはいかがでしょう。

 

 

◎所在地/京都市北区紫竹下高才町16番地

◎最寄駅/地下鉄烏丸線「北大路」駅 徒歩13分

 

ご興味のある方はお気軽に竹内までお問合せ下さい