再び人口増に転じた都心部

都心部の50~60㎡台(1~2LDK)の賃貸マンションが活況です。

平均賃料も3ヶ月連続で上っており、成約スピードも市場に出てから1~2週間と、とても速い動きです。

セキュリティや設備が整った築15年以内の物件で、賃料が22~25万円位が人気です。

 

借りる方は、単身者やいわゆる共働きのパワーカップル、自宅が遠い方の仕事用セカンドハウスなど裾野が広く、子育て世帯向けではないので学校や保育園の制限がなく選択肢が広いのが特徴です。

 

賃貸運用は、賃料収入と売却時の値上がり益が総利益となりますが、リーマンショックの2008年から東日本大震災の2011年頃は、今より40%位価格が安かったので、この時期に購入された方は大変高利回りの運用ができていることになります。

人の行く裏に道あり花の山」という株の格言のような展開です。

 

「億ション」が当たり前になってきた京都中心部

 

日本の所得が伸び悩んでいるうちに

現在気になるのは先進国のインフレ、円安です。

日本人の所得から見ると高嶺の花の価格も、先進諸国の所得からすると、治安が良く社会インフラが整った日本の不動産は円安も追い風になって「激安」に感じるようです。

外国の方の購入が増え不動産が高騰しているエリアも湾岸地域や観光地だけでなく、日本の人が見向きもしない田舎の一軒家まで広がってきました。

農地は法律があって売買しにくいですが、そのうち、山林や無人島なども投資の対象になるかも知れません。

 

日本も経済対策、所得向上策を早急に進め、自国の不動産に手が出ない状況を解消しなくてはなりません。

また、賃貸投資をお考えの方は「人の行く裏」の事態が次は何なのか、読んで行くことも必要な時代になってきたと言えるでしょう。

 


すまいる情報東京 代表取締役社長
竹内 健二