シニア生活、望むこと・悩みごと

これからの不動産購入の主役となる20代の社会人男女600人に、不動産情報サービス会社がアンケートをとりました。半数が、自宅と会社はある程度離れていたほうがよいと答え、理想的な距離はの問いに、20分以上~40分未満と答えた人が60%以上にもなったとのことです。会社に近すぎても、遠くてもイヤ、仕事とプライベートを適度に切り替えられる距離が理想、という意識の反映ではないかと思います。東京・渋谷・新宿あたりを勤務地とすると、新浦安は「ドンピシャ」の立地。距離だけみれば、東京西部、埼玉、神奈川も入りますが、結婚し子育てという次のステージを考えると、より新浦安の良さが光り、不動産市場の活性化に期待が生まれます。

【アンケート結果】
1位「たまには旅行に行きたい」
2位「健康や病気への不安がある」
3位「老化で判断力が低下した時の対応」
4位「老後の資金が足りない」
5位「趣味や知識が共有できる友人を増やしたい」
6位「運動する機会が少ない」
7位「自宅を改修したい」
8位「遺言の準備をしたい」
9位「自分の死去後の配偶者のことが心配」
10位「眠れない」

以下、「自分の介護で子や孫の介護疲れが生じないようにしたい」「自宅の防犯対策が不安」「自分の終末期や葬儀をどうするか、家族と話し合が出来ていない」「子が自立した生活を送れるか不安」「安心できるかかりつけ医がいない」と続く。

物件そのものより、人間関係重視に

ひとときバリアフリー住宅がシニア市場の決定版のように喧伝された時期がありました。私事ですが、88歳になる私の母はバリアだらけの家に今でも一人で暮らしています。バリアフリーは出来れば望ましいと思いますが、それよりも、亡父と一緒に働き頑張って建てた家に住み続けたい、近所の親切な人たちがいる今の場所が安心、という気持ちのほうが強いのでしょう。ハードとしての物件も大事ですが、シニア市場といわれるものは、親子や友人、近隣の方々と、どのように住まうか、ということを前提にお世話することが私たち地元業者にとって大事な役割だと思います。近居、同居、都心へ、またホームへと、様々なケースを研究して、より幸せなシニア世代の住み替えのために情報をお届けできるよう、私たちは取り組んでお役に立てるよう精進して参ります。

代表取締役社長 竹内健二