高く売るために、売却前のリフォームは必要?

マンションの売却を考えるお客様から、売却前にリフォームをして売った方がその分高く売れるのか、というご相談が増えてきました。

結論から言えば、売却のためにキッチンや浴室を自分好みのハイグレードな新品に交換したり、間取り変更などの費用をかけすぎるリフォームは不要です。

リフォームにかかった費用をそのまま価格に上乗せしても、あくまで「売主の好みが入った」部分が相場より高くなっては、結局は買い手がつかずに長期間売れ残ってしまう可能性があるからです。

 

中古物件を検討する上で購入者が重視するポイントは、「価格」と「室内状況」の総合判断です。

新築希望の方は、検討の段階で中古物件を選択肢に入れていませんし、中古物件検討の方は多少の汚れや傷があることは前提で見学しているものです。

購入検討者は少しでも安く購入し、自分好みのリフォームに費用をかけたいと考えています。

 

大切に使われていた物件は好条件での成約

大がかりでなくてもこまめにリフォームしていた物件は好条件で成約しています。

例えば、入船西エステートでは給湯器・ユニットバス交換・クロス張替をしていた物件は、していない物件より350万円高く成約、海風の街では給水管更生・給湯器交換・トイレ交換をしていた物件が、していない物件より200万円高く成約しています。

いずれもリフォームしてから5年以内で、設備が新しければ、購入検討者はこのまま使えると考え、その分付加価値が付きます。

SUUMOの「リフォームしてよかった場所ランキング」でもトイレ・浴室・キッチン・洗面室の順で上位は水まわりでしたが、参考になりますね。

 

今まで何もリフォームしてこなかったという方も、障子や襖の張替、床のワックスがけ等、「丁寧に、大事に使われていた感じ」のメンテナンスは必要です。

将来売却を検討している方へ、第3者の目から見たリフォームやメンテナンスのご提案、仕上がりのきれいなハウスクリーニング業者のご紹介ができます。

ご自宅を好条件で売却されたい方はぜひ一度ご相談ください。

 


すまいる情報東京 新浦安店

小崎 直美