一緒に渡る【この記事を音声で聴くにはQRコードまたは以下のURLから】
「すまいる通信2023年1月号」 @すまいるたけチャンネル
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こんにちは。代表の竹内です。

コロナが最大規模で再発してしまった新年を迎えました。

未知のものへの恐怖から、だいぶ付き合い方が分かってきたことがパニックを回避しているものと思います。

 

 

世界的なショックという点で見れば、今回の2020年からのコロナショックの前は2008年のリーマンショックだったと思います。

日本でも株価が40%下落し、就職内定は取り消し、円高で輸出産業は大赤字、大不況となりました。

直後の2009年新年の巻頭言は何をテーマに書いたのか遡ってみましたら、『つなぐ「はし」になりたい』でした。

 

橋は離れた土地をつなぐもの、混乱の中で離ればなれになってしまいがちな人や心をつなぐ「はし」になりたいと当時50代初めだった私の若気(?)がそう思ったのでした。

 

あれから13年、コロナショックの新年は『一緒に渡る』にしました。

この10年で、私なりに小さく細いながら橋をかけてきました。

しかし、橋をかけただけでは、人は渡るとは限らないことを知りました。また橋がなくても、思いの力で渡れる時代になってきたとも言えます。

 

 

著名な絵本で『スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし(レオ・レオニ作、谷川俊太郎訳)』をご存じの方も多いと思います。

スイミーは小さな魚で仲間たちがみんな赤い魚だったのに、スイミーだけは真っ黒でした。

 

しかし大きなマグロに仲間を食べられてしまい、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かりました。

仲間を失ったスイミーは孤独になって放浪するうちに、岩の陰に隠れて大きな魚に怯えながら暮らす赤い魚たちを見つけました。

 

ひっそり暮らす小魚たちに、自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案し、そしてスイミーは自分だけが黒い魚なので、自分が目の役になることを決意し、小さな赤い魚たちは大きなマグロたちを追い払い、海を自由に泳げるようになったお話です。

 

 

いろいろな解釈や教訓がありますが、私は独りぼっちになって黒い自分とは何か自省したことと、黒いからこそ目の役をやると言ったリーダーシップに感銘を受けます。

『一緒に渡る』とは、一人ひとりの個性や役割が違う中、仲間とつながってそれぞれがリーダーとなる姿です。

 

渡り鳥たちのV字形の飛行態勢は、後ろの鳥が前の鳥の気流に入って省エネで飛べるからですね。

先頭がリーダーでずっと先頭ではなく、疲れてくると先頭が変わります。

一人で飛ぶよりも、はるかに長距離を飛べる、そんな横につながったコミュニティづくりの一員として、今年は皆さまと一緒に頑張って参ります。