管理体制はどこをみればわかるか

「マンションは管理を買え」とは以前から言われてきました。

資産価値を決める重要な管理体制ですが、チェックポイントは「管理状況」、「修繕計画と修繕積立金の有無」の2つです。

 

管理状況は、エントランス・ゴミ置き場・自転車置き場・駐車場・掲示板を見ることで管理組合の体制や居住者のマナーが見えると思います。

私は植栽も気になってチェックしています。

築年数が古くても植栽がきれいで、中には居住者でグリーンクラブを作って花壇の管理をしているマンションもありますね。

 

資産価値を上げながらマンション生活を楽しんでいる様子が伺えます。

第2のポイント修繕計画と修繕積立金ですが、管理組合がうまく機能していれば長期修繕計画と計画を実現する集金システム(修繕積立金)が存在していないといけません。

 

 

 

マンション管理状況「見える化」へ

一方で、国土交通省が実施した「2018年度マンション総合調査」によると、マンション購入の際に考慮した項目は「駅からの距離など交通利便性」が72%で最も多く、管理に関する項目は1割程度にとどまっていたというデータがあります。

永住志向が高まっているのでもっと管理面にも目を向けて欲しいですね。

危機感をもった東京都では、今年の4月から条例で管理組合に管理状況の届出を義務付けることになりました。

 

先日開催された「うらやすマンションフォーラム」でも管理がメインテーマに取り上げられました。

今後も、購入を希望するお客様に管理体制や住民同士のコミュニティの説明や提案をします。

 


すまいる情報東京 新浦安店

小崎 直美